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八田美代子さん

練成会へ参加し、先祖供養に気づき、肺腺癌が完治しました

出典:『いのちの環』№29 P14~


肺がんの恐怖と不安に苛まされ

八田美代子さんの一日は、朝五時半の先祖供養から始まる。仏壇の位牌に向かって、「おはようございます」と語りかけ、心を込めて聖経を読誦する。「毎日の先祖供養を通して、ご先祖さまとのいのちのつながりを感じています」
こう語る八田さんが先祖供養を始めたのは、昨年四月、薬剤師として勤めている調剤薬局の健康診断で、「左の肺に影がある」と言われたのが、きっかけだった。一カ月後、CT検査を受けると、「肺がん疑いあり」との結果が出た。
これまで風邪ともインフルエンザとも無縁だった八田さんは、大きなショックを受けた。まだ肺がんと決まったわけではなかったが、仕事を終えて家に帰ると、不安と恐怖でいっぱいになった。
「がんだったらと思うと、眠れなくなりました。それに手術を受ける勇気もない。どうしようもなくなったとき、昔参加した練成会を思い出し、行ってみようと……」

三十数年ぶりで生長の家のことを思い出し、本部練成道場を訪れました

八田さんが生長の家に触れたのは二十二歳のとき。薬剤師として勤務していた国立病院の上司から「いい本だから」と、『をんな生ける意義あり』を勧められた。「女性の生き方について書かれた本でしたが、病気や家庭問題を解決した体験も多くあって、興味を持ち、本の中に書かれていた『生命の實相』を読むようになったんです。『人間は完全円満な神の子である』という教えを知って目が開かれる思いでした」
その後、青年会の全国大会に参加し、生長の家創始者・谷口雅春師の「実相独在」という話を聴いて感動した。だが、両親からあまりいい顔をされなかったこともあって、それ以後は生長の家から遠ざかった。
三十数年ぶりで生長の家のことを思い出した八田さんは、六月十七日、すがる思いで本部練成道場を訪問し、熊本司・本部講師に病気のことを相談した。「真面目に働いてきた私がなぜ肺がんになるのでしょうか、と聞くと、熊本講師は、この経験を機に飛躍しなさいと言われていると思って、聖経、特に『続々甘露の法雨』を読んで先祖供養をするといいですよ、とアドバイスしてくださったんです」

先祖供養後に再検査を決意

その言葉を聞いて、「先祖供養をしよう」と決意し、仏壇を購入した。そのとき、ふと脳裏に浮かんだのは、二十八歳で他界した母方の祖母のことだった。「母は自分が四歳のときに母親を亡くして継母に冷たくされたため、『なぜ、私を置いて死んだのか』と、祖母のことを恨んでいたんです。母から何度もその話を聞かされていたので、ずっと気にかかっていた人でした。ともかくその祖母を供養しようと、祖母の位牌を作ることにしました」
七月二十四日、出来上がってきた位牌を仏壇に収めると、毎朝仏壇の前で、八田家、工藤家(八田さんの旧姓)のご先祖や祖母がそこにいるような気持ちになって、聖経『甘露の法雨』、『天使の言葉』『続々甘露の法雨』を読誦した。
供養を続けるうち、二十八歳の若さで幼い子を残してこの世を去った祖母の辛い胸の内が、痛切に感じられ、涙があふれた。また、このいのちを自分にまで伝えてくれたご先祖に感謝の思いがわいた。
先祖供養を続ける傍ら、本部練成道場の練成会にも参加し、「人間は神の子、病気本来なし」という講話を聴いた。祈り合いの神想観では治癒を祈ってもらった。すると、病気の恐怖が次第に薄らいでいった。
「熊本講師にも促され、再検査を受けて、本当にがんかどうか確かめてみようという気になったのです」

肺腺がんが癒され、母親との絆も深まりました

八月上旬、意を決してほかの病院で再検査を受けた。その結果、「肺腺がんの疑いが濃いが、手術をしてみないと、本当のところは分からない」との診断で、手術をするかどうかの選択を迫られた。「主人と二人の娘にも、このとき手術のことを話しました。そして悪いところがあればとってもらおうと、『神様にすべてお任せ』という気持ちで、手術を受けることにしたんです」
十月三日に手術を受けると、左肺の一部が肺腺がんであることが判明し、病巣を摘出。手術は成功し、その後は病室で聖経を読み、先祖への感謝の思いを深めながら、医師にも感謝の祈りを捧げた。
すると、医者も驚くほどの回復ぶりを見せ、十三日後の十七日に退院することができ、二十七日の検査では、切除した肺が元の大きさに戻っていることが分かった。今年四月の検診でも肺がんの転移は見られず、五月には職場に戻って、今も元気に働いている。
「『こんなに小さい病巣が見つかったのは奇跡だ』と、医者から言われました」
病気をきっかけに母親との絆も深まった。平成六年から父親とともに隣同士の家に住むようになった母親に、祖母を供養していることを話すと、特に言葉はなかったものの、母親も仏壇に向かって手を合わせるようになったという。
「教えを行じることで、ご先祖様とのいのちのつながりを感じることができ、病も癒えました。これからも供養を続けて、ますますご先祖様への感謝の思いを深め、日々を大切に生きたいと思います」
写真/堀隆弘

※体験者の年代表記は体験当時の年代となります。


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