味覚が正常に戻り、病が快復

井口健太郎さん




出典:ご本人の体験手記より


心境的に笑えない状態での参加でした

先日の「第八回神性開発短期練成会」では、大変お世話になりました。味覚障害を伴っていた、うつ病の治癒と、笑顔を取り戻したく、母の勧めもあって初めて参加させて頂きました。「笑いの練習」は当時、心境的にも笑えない状態でしたので私にとっては本当に苦しい行事に思えました。そもそも笑うとは何なのかという根本的部分に、疑問を抱いたこともあり、おそらく顔が引きつっていたのではないでしょうか。それでも聖経の音読や、「浄心行」「感謝行」など、このタイミングにこの練成会に触れたのも何か意味があるのだと思って、苦しいながら練習も続けておりました。
両親に感謝はもちろんしていたつもりでしたが、「浄心行」で両親に、「ありがとうございます」と言葉を発することで、昔、両親にみせていた笑顔が脳裏に浮かび、「感謝していたつもり」から「心の底から感謝」している自分に気がつき、自然と涙を流していました。そんなこともあって、四日間の練成会を通して、三つの不思議なことが起こりました。

1つ目の不思議な出来事

一つ目は、二日目の夕食時からご飯の味が感じられた事でした。うつ病の完治まで最短半年だと言われた三ヶ月前から、味覚障害が起こり何を食べても、味のしないパンをひたすら食べているようでしたが、この日を境に白米は白米の味、味噌汁は味噌汁の味、焼き魚は焼き魚の味を舌で感じることができ、味覚が正常に戻りました。

2つ目の不思議な出来事

二つ目は自宅に戻った後、もう何年も面と向かって話せなかった(怖い存在であったため)父と、生長の家での内容が中心ですが、向き合って話し合いをすることができたことです。同時に私にとって、父は怖い存在ではなくなり、気持ちの中で「自分が父をサポートしなければ」という思いが、湧くようになったことです。聞けば、父も母も約四十年前、ちょうど私と同じくらいの年齢の頃、谷口雅春先生がご存命の頃に生長の家に触れ、原宿の本部で谷口雅春先生と話したことがあるとかで、その時にこの宗教が言っていることは、本当のことなんだと感じたというのです。父とこんなにも、笑顔で話せたことが本当に嬉しくて、その夜は心安らかに眠ることができました。

3つ目の不思議な出来事、そして。

三つ目は、うつ病の状態が一気に快復期へ移行したことです。医師も本当にビックリしていて、「まず表情と目つきが格段に明るくなった。声の大きさも大きくなったし、笑顔が自然な笑顔になった、よく笑うようになったね」というのです。生長の家の存在を知らない医師が言うのですから、きっと明るくなったのでしょう。薬の量も減り、今では将来の希望も感じられるようになってきました。きっと、「浄心行」で心の潜在式の中に蓄積されていた、モヤモヤしたことを心から許すことができ、心が晴れたのでしょうか。道場からの帰りの空を見上げて「空は、こんなにも青く澄んでいたんだ」と心から思いました。

信じていた人に、強制勧誘のような形で宗教に引き込まれそうになったことが多々あり、宗教にあまり良いイメージを持っていませんでしたが、嘘か真実か、こうして実体験をしてみると、「両親・兄弟・親戚・友人知人・自然界の全てのものに対して、感謝の言葉を発すること、常に良いことを考え続けること」というのは、こんなにも生き方を明るく好転させるものなんですね。一日目の個人面談の際に、熊本講師が「大丈夫、あなたの病は治るよ」とおっしゃってくれたこと、大変感謝しております。今後は、将来の目標に向かって突き進み、『生命の實相』の本も読みながら、良い言葉を発して頑張っていこうと思っています。講師の皆様、道場員の皆様、短い期間でしたが、大変お世話になりました。ありがとうございます。



※体験者の年代表記は体験当時の年代となります。